楽しみにしていた「バベルの塔」を見に行きました。
昔ばなしですが、小学校に入学し、
同じクラスの親しい女の子の家へ行くと
クリスチャンのお母様がおやつの後に、旧約聖書を読んでくれました。
この時間がとても好きでね。
神という存在について、宗教に関し、なぜ複数の神と呼ばれる人々がこの世にはいるのか・・・等々
沢山の質問をしたし、お母さまから沢山の返答もいただきました。
“子供のための旧約聖書”を読んでいたと思います。
挿絵に使われていた ブリューゲルの「バベルの塔」。
何時間見ても飽きることなく創造力を膨らませ、
画面の中に生きる人々や、レンガ職人の家から上がる煙、小さく描かれた動物を見つけては感動し、
ひとりの時間を楽しみました。
ノアの方舟とバベルの塔の物語には伏線があり、これは個人的な罪ではなく、人類の罪と説明されます。
人間の作り出した文化は発展し、人の富は増大しエゴも肥大。
人は神なしで生きられると錯覚し、神を忘れ、傲慢となり、再び、天に届かんばかりのバベルの塔を築き始めます。
しかし、その結果地球上の格差は拡大し、自然は破壊され、人間同士の争いは絶えることが無い。
ノアの箱舟の時のように、神が大洪水を起こす前と同じ現象が繰り返される手前の様子が「バベルの塔」の絵画です。
ノアの時に氾濫した大洪水は悪と暴虐に満ちた人を滅ぼしたが、人間の心の心を清めることはなったのだと
感じます。
その頃、銀座の博品館で「バベルの塔」のパズルを買ってもらい、一つ一つのピースを深く見入りながら
私もパズルの「バベルの塔」を築き上げた!
そんな思い出と共に、十分に担当した「バベルの塔」△
とっても楽しかったですよ。
ノアの箱舟の絵画はありませんが、「バベルの塔」「ソドムとゴモラの街の破壊」は展示されています。
「ソドムとゴメラノの街の破壊」も小さいなキャンパスであっても脳裏に焼き付く印象的な作品。
オランダに行かなくても見られるなんて贅沢~
よき日でした。